「奇跡のエアライン」などと言われる
天草エアライン(AMX)
以前から乗ってみたいと思っていましたが、ついに
その夢を叶えました✨
天草エアラインでは現在、パイロットが1名
病気療養中のため計画運休が長期間続いています。
その運休も日によってどの便が、というのが変わリ、
なかなかちょうど良いコースがなかったり(⌒-⌒; )
この日は運休便がうまくずれて熊本→天草→福岡が
ちょうどよく乗り継げました♫
2019年9月30日、まずは羽田からJALで熊本空港へ。
天草エアラインはJALとコードシェアをしており、
JAL便として天草エアライン全便の予約が可能。
ところが
JALの国内コードシェア便は
タッチ&ゴー利用不可!!!
つまり、
必ずコードシェア先の航空会社カウンターへ
立ち寄っての発券が必要(⌒-⌒; )
これは天草エアラインだけでなく、もう一つの
フジドリームエアラインも同様なのです。
熊本空港は羽田空港第一ターミナルや伊丹空港と
同じく出発と到着が同一フロアで、乗り継ぎは
制限区域外へ出なくても大丈夫な構造。
ですが、JALから天草エアラインへ乗り継ぐ場合
制限区域外へ出て、天草エアラインカウンターへ
行かないといけないのです(⌒-⌒; )
ここ本当に要注意ポイントです。
この日も制限区域外へ出てカウンターを探すも
見つからず。
AMXのロゴは知っていたのでその看板を探すも、
ありません。
AMXカウンターがない!!!
?????????
よくわからず、預け荷物検査場の係員に聞くと
「あー、あそこですよ。あそこにちっちゃい表示
あるから、そこへ行ってください!」
係員が指差した先には
こんな表示板がっΣ(・□・;)
えーーー、どうりで見つからないわけだ。しかも
このカウンター、一列だけです(⌒-⌒; )
しかもしかも、このカウンター、JALなんです。
熊本空港ではJALが天草エアラインのカウンター
業務を担っているため、JALカウンターの一部を
天草エアライン用にしてあるんです。
なので、カウンターを探す場合、
天草エアラインではなく、JALへGO!💨💨💨
ここも要注意ポイントです(⌒-⌒; )
天草空港行き14:15発のMZ202に乗るのですが、
たまたま14:10発の伊丹行きがかぶってしまい、
カウンターは長蛇の列。
なかなか前に進みません。なぜかなぁと思って
いたら、天草エアラインの搭乗手続きは手作業。
AMX搭乗手続きは時間がかかる!
人数が少ないとそうでもないですが、今回の
ように伊丹行きがかぶると時間がかかります💦
なので、天草エアラインの搭乗手続きをする
場合は余裕をもってカウンターへ、が正解。
10分ぐらい待ってようやくカウンターへ到達。
かわいい時刻表などが置かれていました。
手荷物は2016年2月20日から変更とあります。
なんでかな?と思ったら、
2016年2月19日まではDHC-8-100での運航。
2016年2月20日からがATR42-600での運航。
そうなんです、ATR42、つまり現在のみぞか号。
機材が大型化したため、持ち込み手荷物の
サイズが変わったんですねぇ。
カウンターで予約番号を伝えようとしたら
お名前は?と聞かれましたΣ(・□・;)
どうやら天草エアラインはシステムがまったく
異なるようで、氏名で確認しているようです。
GSさんはJAL制服なのでなんだか違和感ですが、
手続き作業をぼーっと見ていたら、
予約確認方法が「名簿方式」Σ(・□・;)
パソコンではなく、紙で出力された名簿に
該当する名前があるかどうかを見ているようです。
そして気づいたのですが、私はJALからの
コードシェアでの予約。
GSさん、最初は手元の名簿を見ていたのですが
突然離れたところへ行き、もう一つの名簿を
手にして確認し始めました。
どうやら天草エアラインでの予約とJALでの予約
とでは名簿も違うようです。
そうこうしてようやく搭乗券を発券(⌒-⌒; )
航空券にシールでJAL3873と貼られています。
これ、シールなんですよ。
そして手書きで「JMLM」と記入(^◇^;)
GSさんから
・JAL便での予約なのでサクララウンジ利用可
・サクララウンジの係員に搭乗券を見せること
と丁重な説明がありました。
そうだよね。タッチ&ゴーが使えないという
ことはICが反応しないということですよね。
搭乗開始まで30分ぐらいだったのですが、
天草エアライン搭乗券でのサクララウンジ
利用をしてみたくて、立ち寄ってみました。
保安検査場から搭乗口の途中にラウンジが
あるので立ち寄りやすい位置です。
サクララウンジへ入り、係員に搭乗券を見せると
「どうぞおくつろぎください」とスムーズな
入室。
ちらっと係員を見ると、何やら紙にチェックを
入れているところが見えました。
おそらくICでの入室ではないためカウントが
されないので手書きで人数チェックを入れている
のではないかと(`・∀・´)
熊本空港サクララウンジ。
なんだか昭和っぽい感じが(^◇^;)
伊丹行きの搭乗が始まったタイミングのため
人がさーっと消えました笑
飲み物とかは普通のサクララウンジ標準設備。
5分程お茶を飲んでまったりしたあと、搭乗口へ!
搭乗開始3分ぐらい前に着いたのですが、GSさんが
2人の名前を呼び出していました。
すると2人のサラリーマンがGSさんのところへ
向かって何やら説明を受けています。
ぼーっと眺めていたら、その2人がスマホを片手に
話していることに気づきました。
もしかしたらカウンターで発券していないのかも?
と思っていたら、カウンターで発券していた
GSさんがチケットを持って搭乗口へ来ました。
そして先ほどのサラリーマン2人にチケットを渡して
説明する風景が。
天草エアライン、そこまで対応されるんですね。
確かに知らない人が「カウンターで」って搭乗間際に
言われても困りますもんね(^_^;)
さぁいよいよ搭乗です。
って、あれ?(´・ω・`)
事前改札も優先搭乗もない。アナウンスもなく、
いきなり「搭乗開始です」とΣ(・□・;)
AMXは優先搭乗などがない!
びっくりしました(⌒-⌒; )
JALのATR42でも事前改札や優先搭乗があるので、
まさか天草エアラインではやっていないとは夢にも
思っていませんでした。
天草エアラインのみぞか号!( ´ ▽ ` )ノ
この日は48席に対して乗客が15人くらいでした。
以前から天草熊本路線は搭乗率が低すぎるのが
課題だとは知っていたのですが、平日であっても
この搭乗率は経営大丈夫なのか?と心配に(⌒-⌒; )
なぜこの低搭乗率路線を維持するのかなと思って
いたら、どうやら熊本県が補助金を出している関係で
熊本空港路線も必要だということに💦
色々ありますね、しがらみなど。
JACやHACと違ってシートは赤です。
「安全のしおり」。
天草エアラインのCAさんはかなりカジュアルな
制服です。
搭乗時パッと見たときは「ポロシャツ?」と思って
しまったくらいです。
一昔前のスカイマークを思い出しました。SKY、
10年ほど前まではポロシャツにGパンでしたもんね。
安全のしおりの後ろにこのような手作りの案内書が
ありました( ´ ▽ ` )ノ
天草エアラインが運航する天草熊本、天草福岡の
2路線MAP♫
郷土天草を愛する心がよく伝わってくる天草案内。
JALやANAにはない、地域密着航空会社だからこそ
できるサービスですね(*´∇`*)
照明、青です。ここにもこだわりを発見( ´ ▽ ` )ノ
でも機体も照明も青なのに、どうしてシートは赤
なんでしょうね。ちょっと不思議です。
熊本→天草は5Dだったので、真横がエンジン。
見てみると塗装がかなりしっかりしているんです。
エンジン周りって塗装がちょっとハゲていたりする
機材をよく見るのですが、みぞか号はそんなこと
なくて、きっちりとメンテされていました(*´∇`*)
整備士たちからも愛されているみぞか号♫
そして短いフライトを終え、天草空港へ到着!
結構大きく設備も整っている空港です。
ただ食堂だけはありません(⌒-⌒; )
職員たちは昼食などお弁当を持ってくるのかな。
2Fの展望台からみぞか号を眺める( ´ ▽ ` )ノ
整備士がコックピット窓を拭いていますね。これも
他の航空会社(ATR)では見たことないです。
気づいたのですが、誘導路標識、コックピット側に
向かって整備されていた跡があります。
今は後方に向かって標識が引き直されています。
これはおそらく、先代みぞか号がDHC-8-100で、
搭乗が前方からだったのに対して2代目みぞか号は
ATR42で後方からの搭乗になる関係かなぁ?
でも逆に言えば、他の航空会社、他の機材がここへ
飛んでくることを想定していないという印象も💦
展望台でみぞか号を激写した後はカウンターへ。
ぬいぐるみやボールペンなどがあり、迷いましたが
ぬいぐるみをお買い上げ!
丸っこくてかわいいです♫
ちなみにこのぬいぐるみは今、職場のマイデスク上に
ぶら下がっています( ´ ▽ ` )ノ
さぁいよいよ天草→福岡チケット発券です。実は
熊本空港で「天草福岡のチケットも発券したい」と
伝えると、それはできないと言われました(⌒-⌒; )
AMXの発券は一区間のみ!
なんでもシステム上の関係で、この空港から出発
する便だけ発券可能だとのこと。
ほえー、知りませんでした。熊本空港のGSさん、
「ごめんなさい」と何度も謝っていました(^◇^;)
なので、天草エアラインで2区間乗り継ぎする際は
各空港で発券が必要ということなんですね。
と言っても天草エアラインはみぞか号1機体制。
乗り継ぎで発券が遅れて乗れない!という事態は
起きないでしょうから問題はないかも。
そしてチケットを眺めていると一つのことに気が
つきました。
熊本→天草ではシールでJAL便名が貼られていた
のに、天草→福岡ではJAL便名がありません。
どちらもJALでコードシェアとして予約している
ので扱いは基本的に同じはずなんですが、これは
意外でした。
ところで搭乗口のところが「※」です。こんなの
初めて見ました。なんだろう?
保安検査場は15分前にOpen。
ロピーで待っていると、15分前に保安検査場から
スタッフが6人くらい出てきて挨拶が始まりました!
ちょっとびっくりでした。結構長く、1分ぐらいは
挨拶があったと思います。
これは他の空港では見られないので、必見だと
思います♫
そして保安検査場に入ると、あれ、なんだか違和感。
ぐるっと検査場を見回してみて気づきました。
天草空港保安検査はAMXが実施!
そうなんです、警備員がいませんΣ(・□・;)
天草エアライン社員が総出で保安検査を担当して
チェックされていました。
これも経費削減の一環なのでしょうね。
警備員がいない保安検査場は北大東空港ぐらいしか
見たことがありません。
ですが北大東空港は1日1便だけです。
それに対して天草空港は最大で4便。
スタッフへの負担は相当大きいはず。にも関わらず
この体制で頑張っておられる姿に感服しました。
そして天草空港の保安検査場を抜けた先の制限区域
エリアは無いに等しいΣ(・□・;)
なんと保安検査が終わったらもうそのまま搭乗!
搭乗口も何もないんですよ。手荷物検査を終えて
荷物を受け取ってから4〜5歩ぐらい歩いたらもう
ターミナルを出てしまいます(⌒-⌒; )
そうなんです。
天草空港には搭乗口がない!
そうなんです!
そうなんです!
保安検査場を抜けたら、もうチケットを見せる
必要もなく、そのままみぞか号へ向かえるんです。
搭乗口、改札なんてありません。
だからなんですね!
チケットで搭乗口「※」になっていたの、これが
理由だったんですねえ(´・ω・`)
さぁ再びみぞか号に乗り込みます( ´ ▽ ` )ノ
うーん、やっぱりみぞか号かわいい♫
搭乗した際、さっきと同じCAさんでした( ´ ▽ ` )ノ
「あっ、よろしくお願いします」
とにっこり笑顔で挨拶をいただきました♫
JALとかANAなどでは「おかえりなさいませ」で、
ちょっと違う挨拶でしたね( ・∇・)
天草→福岡は6Dでした。そのためさっきよりも少し
後ろからエンジンを眺めます(*´∇`*)
CAさんが離陸前のチェック巡回に来た際、足元は
寒くないですか?と丁重に聞かれました。
これまで何度もATRに乗っていますが、こういうの
聞かれたことがありません。
なんでしょうね?天草エアラインだからこその
気配りなんでしょうか(*´∇`*)
そしてこの路線は30人ほどが搭乗していました。
やはり福岡路線は需要ありますね!
天草→福岡路線は少し時間が長いこともあり、
高度も程よく風景をゆったりと楽しめました。
ある意味、移動を兼ねた遊覧飛行ですよね( ´ ▽ ` )ノ
35分くらいで福岡空港へ到着!
もちろん沖止めなので、バスでターミナルまで
移動です。
降機する際、CAさんから「また来てくださいね」と
ご挨拶をいただきました。
これは嬉しいですよね!
12月から熊本伊丹路線もみぞか号運航が復活する
とのことなので、是非ともこの路線に乗ってまた
天草へ来たいと思った旅でした♫